「メモの本」〜最近の「薄いメモ帳」の使い方〜付属ペンのジェットストリーム化はできず残念

しばらく眠っていたabrAsus「薄いメモ帳」ですが、最近、フル活用するようになり復活しました。文房具というのは、一時期使わなくなってもしばらくすると気分が変わって使うようになったりします。
フル活用というのは、要するに仕事で使うようになったということです。平日は仕事中にも常にスーツのポケットに「薄いメモ帳」が入っています。気づいたこと、突然上司に言われたことなどをメモしておきます。あと、仕事中に思いついた「家に帰ってからのタスク」をメモしておくことが多いです。それは仕事中には実行できないからですね。中に挟む紙は、A4コピー用紙の裏紙を活用しています。「薄いメモ帳」の公式的な折り方ではなく、PocketModの折り方を採用しています↓これだとちょっとした本のような7頁のメモになります。
PocketMod: The Free Recyclable Personal Organizer

使い終わって紙を開いた時に上下入り乱れるのでスキャンして保存するのには向きません。しかし、私は必要な情報だけ転記して、メモ自体はシュレッダーにかけてしまうのでそれで構わないのです。
一方、休日は「薄いメモ帳」だとジーンズのポケットに入れてきついので、中のメモ用紙だけを「出撃」させています。元々裏紙なので少しくらい曲がっても平気とジーンズに突っ込んでいます。ペンはラミーピコを一緒に。ラミーピコはペン先を収納すると丸みのあるデザインなのでポケット内に引っかかったりしないのがよいのです。

ペンのジェットストリーム化を試みる

あれ?もしかしてabrAsusの「薄いメモ帳」付属ボールペンは4Cじゃなかったけ?いわゆる4C規格というやつです。早速試してみる。ところが口の形状がほんの少し違うせいか、ジェットストリームのリフィルを差すとノックが引っかかってしまうようです。結局断念して元の芯に戻しました。誰か成功した方いませんか?
minnnaというやはり4C規格の芯を使っているミニボールペンがありますが、そちらにもジェットストリームプライムのリフィルはうまくセットできませんでした。やはりリフィルの口の形状の問題のようです。これだとプライム芯は4C規格とは言い難い気がしますね。とはいえ元々の芯でも書きにくいことはまったくありませんので、メモ書きには十分でしょう。

メモの本

しかし、「薄いメモ帳」は美しいプロダクトですよね。禅とか、用の美とか、そういう小難しい思想を感じさせてくれます。印刷して廃棄するだけの裏紙を使うメモは一時的な仮住まい。すべてのメモを単純に自然に行うためのツール。それを使うことで、メモは日常生活の俗事の中にある美しきものを抽出する行為となります*1
メモにおいては今が永遠なのです。メモの本質は未だ書かれていないA4裏紙の白紙に見出すことができるのであって、「薄いメモ帳」そのものにはない。白紙はすべてのメモを含有するから万能である。白紙においてのみ運動が可能となる。すべてのメモを単純に自然に行うために「薄いメモ帳」は有用です。メモは日常生活の俗事の中に存する美しきものを崇拝することに基づく一種の儀式なのです。

薄いメモ帳 abrAsus アブラサス ブラック

薄いメモ帳 abrAsus アブラサス ブラック

*1:この辺りは岡倉天心茶の本』に触発されています