守屋洋『右手に「論語」左手に「韓非子」』を読んだよ

守屋洋さんは若いときに三国志関係の本をたくさん読んだ覚えがあります。
今回、『右手に「論語」左手に「韓非子」』を読みました。

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『7つの習慣』と論語

最近読んだ『7つの習慣』は論語に近いなあと感じました。確か論語への言及は無かったと思いますが、文字通り「人格主義」ですよね。
ここに論語の普遍性を感じます。

橋下徹

ふと思いついたのが、橋下徹さんは韓非子寄りだなあという印象です。論語的なところを取り込むともっとよい政治家になるのになあと思います*1田中角栄さんなどは、論語韓非子、両方持っていたような気がします。お会いしたことないので印象でしかありませんが。人としての度量の大きさの問題でしょうか。

人情に注意する

角田美代子という人が報道通りであれば、人の人情につけこんだんだろうと思います。親戚の頼みでも断らないと家族は守れません。こういう人には論語は役にたちません。韓非子の方が機能するでしょう。
人情を悪用する人には注意する必要があります。

読みやすい論語

比べると論語の読みやすさがわかります。一方、韓非子は読みにくい。論語の方が広く読まれているのは、思想の内容だけではないと思います。
2013年は、古典をどんどん読んでいこうと考えています。本書はその手軽な実践の一つです。

*1:上から目線は自覚していますw