熊田梨恵『救児の人々』をPDFで読んだよ

ロハス・メディカルの論説委員、熊田梨恵さんが執筆した『救児の人々』を読みました。期間限定で全文公開されているのでPDFファイルで読みました。電子書籍の流れの一つでしょうか。2日間で一気に読みました。
感想を書ける状態ではありません。ずんと重たいものを抱えてしまって何も言えない状態です。
この内容を読んで次に自分ができることは何かと考えています。

あえて自腹をきって書籍を購入しようかと思っています。そうすれば、印税としていくらか熊田さんやロハス・メディカルに資金として渡るんじゃないでしょうか。支援活動です。
もちろん書籍は読みます。読んだ後は誰かにあげてもいいですね。あるいは流通させるという意味ではブックオフに売るのもありかなと思います。マルヤガーデンズのD&DEPARTMENT PROJECTに持ち込んでもいいかもしれません(D&USED BOOKS)。そうです、色んな活動をつなげることで力になります。
こうやってブログを書くことで、ここ経由でAmazonで売れるかもしれませんね。この場合、私にもアフィリエイト収入が入ることもあります。その収入は、横峯さくらが賞金を口蹄疫のために寄付したように、私も何か医療に貢献できるように使いたいところです。

あとがきに書かれていた「社会のボトムアップ」という言葉、この本を一人でも多くの当事者でない人が読んで、日本の医療について考え、たとえば7月の参院選で投票する際の参考にするとか、そういったところへつながるといいなと思います。きれいごとでは済まない議論をツイッター上でできるかな、とか。子どもは社会のものなのか、親のものなのか、という合意を国民の間で形成してそのプリンシプルに従って政策を作る、という方向性を考えるとか。タブーを恐れずに、たとえば「子どもを死なせる選択肢」(これは私の言葉です)についても考える必要があるんじゃないかとか。NICUにお金をかけるのはいいが、「救った後」の問題も一緒に考えないといけないなあとか。重い課題を背負いつつ、しかし、この分野は私にとってのメインストリームではないので、しかし、それでも色々発言していいだろうと思ってブログにしています。専門じゃなきゃ発言していけないことはないと思います。メインストリームではないので、私はたぶん忘れます。しかし、何かをきっかけに再び考えるかもしれません。昨日と今日で『救児の人々』を読みながら考えたことは無駄ではないはずです。しかし、しばらくは残り続けると思います。
当事者でなくても当事者意識です。

情熱をもとに一気に書いた内容なので不適切な表現があれば指摘してください。考えたうえで必要があれば見え消しで訂正します。医療問題について素人が言葉にするのは、気をつかいます。しかし、気をつかって発言しないのはよくないだろうと。よろしくお願いします。


救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか (ロハスメディカル叢書 1)

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