6階に上がり、エレベータを降り、左側を向くと視界のど真ん中に山が入り込んでくる。
誰でもテレビや「篤姫」などで見たことがあるだろう桜島だ。
テレビで見るより間違いなく迫力を感じる。
山肌が錦江湾から直接せり上がってくる。
しかし、その風景も日常となると見るたびに心に響くことはなくなる。
それでも今日は、梅雨明けの抜けた青空と雲の下で山肌がくっきりしてこちらに迫ってくる。
距離感がおかしくなる。
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僕は風景や会話を書くことが苦手です。
それでは小説は書きにくいでしょう。
練習が必要です。
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- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2003/10/31
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