「稲川方人詩集」を開いた

持っている詩集は少ない。
本棚を整理していて、ふと現代詩文庫の「稲川方人詩集」を開いてみた。
荒川洋治松本圭二あたりからの流れで「詩」について思うところあり。
でも、詩そのものは例によってほとんど読めない。
脳に入って来ないのだ。
巻末のエッセイがおもしろい。
山根貞男が書いていた。

ハードボイルド=怠惰
探偵たちは受け身で事件に巻き込まれる。
最近、読んだフィリップ・マーロウだってそうだ。
で、こっから僕の連想。
受け身=passiveで、確かpassion=情熱と同じ語源じゃなかったか。
情熱大陸」に出てくる人たちのほとんどが「受け身」でいつの間にかそこにいる人たちではないか。
さて、passionは、「キリストの受難」も意味している。
先日テレビで観た「ダ・ヴィンチ・コード」を連想するが、ゴダールにもずばり「パッション」という映画があったはずだ。

で、僕はこれらの連想から何かでっちあげるつもりもなく、ただブログに書いてみて、あとは脳内にひっかけておくのだ。

稲川方人詩集 (現代詩文庫)

稲川方人詩集 (現代詩文庫)