「数学で犯罪を解決する」を読んだ

キース・デブリン/ゲーリー・ローデン「数学で犯罪を解決する」を読んだ。訳者の一人が山形浩生
市立図書館のたまたま選んだ数学の棚から一掴みした本。
例によって山形の文章から読む。これいつものパターン。
以下レバレッジメモ。これらの語は後でGoogle検索してみようと思っている。

NUMB3RS:天才数学者の事件ファイル」

  • ホットゾーン
    • 地理的プロファイリング
  • シンプソンのパラドックス
  • セーバーメトリックス
    • 変化点検出
  • 画像エンハンスメント

(この種の本は、全て理解しようとすると大変なので情報を頭に流し込むように読めばいい。)

  • ベイズ推論
    • サイト・プロファイラー
    • トーマス・ベイズ(1702〜1761)
  • DNAプロファイリング
  • リーマン仮説
    • RSAシステム
  • ブランドン・メイフィールド事件
  • 社会ネットワーク分析(SNA)
  • ゲーム理論

訳者あとがき


この本を読めば、「ガリレオ」とか「キイナ」がいかに科学的に「甘い」ドラマかわかる。
「トライアングル」もおもしろかったが、25年前の因縁など、犯罪ドラマとしては古臭い意匠を使っている。
NUMB3RS」の焼き直しでも、山形さんあたりを監修にむかえて硬派な犯罪ドラマを作ることは可能だろう。
僕の中では評価の高い「ヴォイス」も法医学の知識や理論はほとんどドラマの本筋とは関係ない。「ガリレオ」と同じく主人公の閃きの頼っている。ちょっと骨太なドラマを見てみたいものだ。

数学で犯罪を解決する

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