ジョージ・エインズリー「誘惑される意志」の訳者解説から少子化対策を考えた

誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか

誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか

パッと見でかたい本だけど、山形浩生の翻訳ということで手にとった。
文章が読みにくい。
で、先に訳者解説を読んだ。
なるほど。訳者解説だけでわかった気になるのはさすが山形さんである。

その解説で、合理的に考えると、結婚・子作り・子育ては割に合わないのでどうしたって少子化になる、対策として、できちゃった婚を増やしたらどうか、という意味に読めないこともない話題があった。
僕は、勝手にできちゃった婚の増加にプラスしてシングルマザーでも子どもを育てられる社会的環境を作ることを追加したい。
結婚はしたくないが、子どもは欲しいという女性は結構いるんじゃないかと思うのだ。
しかし、そういう社会になると男はますます結婚できなくなる。
結婚したい男たちは結婚できなくなって困るのでシングルマザーを支える制度には反対するかもしれない。

  1. できちゃった婚の推奨
  2. シングルマザー支援制度

思いつきのレベルなので批判はいくらでもあるだろうがね。

山本弘「アイの物語」を読む - シリアルポップな日々
山本弘「アイの物語」の設定で少子化問題の行き着く先は重要な要素となっているが、それは本を読んでいただくといいだろう。
「合理的に考えると、結婚・子作り・子育ては割に合わないのでどうしたって少子化になる」という考え方はこの物語世界では正しい。
少子化を対策すべきか、受け入れた上で何か対策を講じるべきか、という問題もあるなあ。