- 作者: 佐藤可士和
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/09/15
- メディア: 単行本
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著者自らの仕事を具体例として数多く紹介している……見ようによっては、ただの自慢にしか読めない。
本の目的が「佐藤可士和」のブランディングにあるんじゃないかと思ってしまうと読み方にバイアスがかかってしまう。
PC内のデータ整理を、フォルダでやっているところは、デスクトップ検索を使っている私から見ると古いけれど、やはりフォルダの整理もある程度は必要かな。
仕事を始める前にまず机回りを整理して原則机上には今作業しているもののみを置くということはやってみよう。
茂木健一郎の「ディタッチメント」という言葉が引用されていて、そこに唯一の付箋をつけていた。
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ディタッチメントは、私に言わせれば漱石「草枕」でいう「非人情」である。ディタッチメント=非人情が最も有効な対象は「自分」である。自らを他人のように上から眺めて、そして笑うことができればそいつは凄い。たとえば、「機動戦士ガンダム」でのシャア・アズナブルのセリフには、そういった自らを非人情の視点で眺めているところが多いように思う。一方、アムロ・レイには非人情の視点はない。