私の物書きとしての弱点

  • 描写力がない

それは日常、私がろくにものを見ていないことからきている。上の空でぼんやり生きている。
昔の日記を読み返してうんざりするのは、自分の気持ちばかり書いているときだ。恋愛中とかそう。描写が欠けている。自己にしか興味がない。それで結局はふられるのだろう。ふられた原因は他にあるかもしれないが。
ちなみに私はふられる時に理由を聞かない。今更どうなるものでもあるまい。それがいけなかった、と妻にかつて指摘された。一度、私は妻にふられたのだった。それからしばらくしてまた元の鞘に収まり結婚したというわけだ。
この文章にも描写がないのだった。