磯部シュウ三氏の遺言

1月20日の読売新聞朝日新聞に載った磯部シュウ*1三氏の死亡公告はブログの世界で爆発的な話題にはなっていないようです。
しかし、その短く率直な文章は、芥川賞の作品よりは少ない人々に深い静かな衝撃を与えているかもしれません。
少しGoogleってみますと磯部氏はやはり理系の学者さんでした。日本文学を専攻しながら最近は全く文学者の言葉が胸に響いてこなくなった私*2は磯部氏の遺言を読んで、「文学」とはこうでなくては、という思いを新たにしました。

*1:「王」へんに「秀」

*2:町田康「告白」ですら、途中で投げ出してしまいました。