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池本美香『失われる子育ての時間』がおもしろかった〜子育ては負担ではなく権利である

学位論文を基にした勁草書房の堅い本を読了。読みやすかった。おもしろかった。基本的に池本美香さんの論に賛成する。たとえば、 子育ては負担ではなく権利である という考え方。 また、子育ては資本主義の外にある「市場で評価されない時間」であり、それを…

幸田露伴『努力論』を読んだよ〜明治の偉大なマッチョの思考

幸田露伴の『努力論』がよい。漢字が難しく、読みにくい。しかし、何とか読むことができる。勢いがある。思考がマッチョ。ダイエットしたいなら間食を止めたらいい。昨日の自分は斬り捨てろ。そんな感じ。バッサリと。これも「超訳」があればニーチェのよう…

森内俊之竜王名人の『覆す力』を読んだよ〜合理的な思考の強さ

普段あまり自分を語らないように感じられる森内俊之さんの貴重な本。率直な語り口が印象的でした。Kindle版にて。 落合博満 『羽生善治の思考』を読んでいて驚いたのが、両者とも、中日ドラゴンズ元監督の落合博満さんに言及していることです。落合監督の凄…

会社は苦しいのが当たり前〜小倉広『会社で働く苦しみをなくすシンプル思考』を読んだよ

小倉広『会社で働く苦しみをなくすシンプル思考』を読みました。ジャケ買いならぬタイトル読み。「会社で働く」のが苦しくて、「シンプル思考」を志向する自分にぴったりな本ではないかと。 結果、内容は確かに自分にぴったりでした。しかし、これだけビジネ…

佐藤優『国家と神とマルクス』を読んで、自分の「神」は何だろう?

本書を読んで驚きました。佐藤優さんの思想の広さ、深さに。頭がいいというより、よく勉強されている感じを受けます。 自分も勉強しなきゃって意識が出てきます。また、じゃあ、自分の中心である「神」は何だろう?と考えています。そこは自分の「神」を見出…

島津清彦『仕事に活きる禅の言葉』が意外とよかった

Kindleで購入。 自分のビジネス上の成功の自慢が散りばめられたビジネス書です。「禅トレプレナー」という肩書もなんだか怪しい。正直、あまり期待せずに読んでみました。それでも、読み進めると、意外とよいじゃん、と思いました。禅の言葉がたしかに仕事に…

『本のお茶』というこじゃれた本を読んだよ

流行りの「超訳」の一種かもしれません。カフェスタイルのビジュアルブックにしたのがひと工夫。岡倉天心『茶の本』の抜粋意訳です。 art of life. フランス語ではart de vivre. そういう世界は私が好むところです。 ボンチーノ♪つまり、梵字が書いてあるカ…

経理担当者の背筋が伸びる本~『稲盛和夫の実学』

私は経理の仕事をしています。以前から気にはなっていた京セラの稲盛和夫さんの本をようやく読みました。やはりKindle版があるのがありがたいです。読了。読んでよかった。自分の仕事の意義が明確になりました。 会計の本質を追求する姿勢 会計には「真実性…

中崎タツヤ『もたない男』を読んだよ〜モノを捨てるを突き詰めた男の話

「もてない男」ではありません、「もたない男」。漫画家の中崎タツヤさんの本です。エッセイ、整理術? いやもう整理術を突き抜けています。モノを捨てる、ということの哲学的エッセイとでも言えばいいでしょうか。 断捨離の極北 ゆるりまいさんの男バージョ…

中竹竜二『部下を育てるリーダーのレトリック』を読んだよ〜言葉を繋ぐリーダーシップ

これはKindleではなく、図書館で借りました。Kindle版ありますが、単行本とほぼ同じ価格というのが何ででしょうね?もったいない。 以下は自分が読みながら考えたことです。本の内容については当然ですが各自で読んでもらうのが一番です。 苦手なことをして…

小林弘幸『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を読んだよ

自律神経には昔から関心がありました。自分の不調の大部分は自律神経の問題だろうという思いがあるからです。そこに小林弘幸『自律神経を整える「あきらめる」健康法』を読みました。Kindle版です。 草枕を思い出した 唐突ですが夏目漱石『草枕』です。 ヒロ…

係長の勉強〜出口治明『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』

ライフネット生命の出口治明さんの本。これは係長一年目の自分にぴったりの本でした。そのまま実践するかどうかは別として知っておいていい情報が多いです。Kindleで購入したので、仕事の合間などに時々読み返すにもよいですね。Androidスマホからでも読むこ…

南場智子『不格好経営』を読んだよ〜それでもDeNAの事業に一切関心が持てない不思議

読みました。めちゃおもしろい。読むと南場さんのことが好きになります。不格好といいいながら、カッコつけないところがカッコよく見えます。しかし、おもしろいのが、この本を読む前から、おもしろく読了した後になっても、自分がDeNAの事業の一切に関心が…

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を読んだよ〜2回目

以前に一度読んだ西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』がKindleでセール対象だったので買いました。セールがあるのもKindleならでは。これもまた大事なお金の話。たとえば山崎元さんの本とはまったく違います。 働いていれば、人間、そんなにも…

谷川浩司『集中力』を読んだよ〜人生はオリンピックではない

Kindle版の谷川浩司『集中力」を読みました。角川書店のセールで購入。280円でした。安いですよね。場所もとらない。Paperwhiteは読書を変えました。 「変化」することは善いこと 谷川会長は、二十代にもっと変化が必要だったかも、という意味のことを書かれ…

ロバート・A・ハインライン『夏への扉』を読んだよ

Kindle版があるので読んだ。本当にKindleは読書が進みます。 ロバート・A・ハインライン『夏への扉』、SF小説の古典的名作として知っていました。しかし、読むのは初めて。1970年から2000年へのある種の時間旅行はしかし、現実にはさほど変化が無い気がしま…

和田秀樹さんは私にとって最初のライフハッカーかもしれない〜『受験勉強は役に立つ』を読了

和田秀樹『受験勉強は役に立つ』を読了。Kindle版。199円、安い。ノウハウ学力=ライフハック力だと思いました。 和田秀樹さんの本を読んだのは高校受験の時なので1989年だと思います。今思えば私にとって最初のライフハッカーですね。受験生男子の性欲の処…

梅原大吾『勝ち続ける意志力』を読んだよ〜日々変化して結果にこだわらないことで結果的に勝ち続けるコツ

ふと、そう言えば読了したのに梅原大吾『勝ち続ける意志力』についてブログにしていなかったと思いだしました。 以前、ちきりんさんが絶賛していた本。Kindleを手に入れてから買った本。勝負論として、道無き道を歩いていた言葉が詰まっています。自分の頭で…

堀辰雄『風立ちぬ』を読んだよ

宮崎駿監督『風立ちぬ』の原作ではないのかな?映画を見ていませんが、飛行機設計の話ではなく。調べてみると、堀辰雄の『風立ちぬ』も映画に組み込んでいるみたいですね。 ほとんどストーリーの無い小説でした。しかし、不思議と退屈しない文章でした。しか…

ファン・カルロス・クベイロ、レオノール・ガジャルド『モウリーニョの哲学』を読んだよ〜魅力的な憎まれっ子世にはばかる

『モウリーニョの哲学』を読みました。読むと、モウリーニョのことが好きになって、モウリーニョを批判する人たちがなんというか心が狭い人間のように見えてくるから不思議です。なんかこう善人ぶっているというか。ベンゲルなんか日本では人格者のように扱…

カズオ・イシグロ『日の名残り』を読んだよ〜読了後のミステリー感をあれこれ

カズオ・イシグロの名作『日の名残り』を読みました。以前、読んだことあるような気もしますが、忘れています。Kindle版があったので買って読みました。読みやすい文章。翻訳が素晴らしいのかもしれません。英語で読んでみたくなりました。"The Great Gatsby…

井上和幸『係長・主任のルール』はおもしろかった

仕事が忙しいので、読書メモやそれをブログにアップすることは止めようと考えていました。ただ本を読むだけでいい。それで自分の中にインストールされた分で十分だと。 しかし、『係長・主任のルール』はおもしろかったので、付箋が結局複数ついてしまいまし…

白尾直子『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』を読んだよ

白尾直子さんは、ドクターなお♪としてファミリーマネジメントジャーナルfmjに参加されています。そのなお♪さんが本を出版されました。 Q&A形式というのは書く側には大変な形式だと思います。このような本では、読者である子どもの親は「答え」を求めているか…

吉越浩一郎『吉越式クラウド仕事術』を読んだよ

参ります。吉越浩一郎さんのような実績のある方がこういう本を書かれると、もう私などの出番はありません。せいぜい吉越さんがiPhoneで私がAndroidの違いしかない。実績は段違い。 スマホを活用できるかどうかは、年齢なんか関係ないとわかります。要するに…

柏木吉基『「それ、根拠あるの?」と言わせないデータ・統計分析ができる本』を読んだよ

統計学に関して、厳密ではなくても勘所をつかんでおきたいと思い読んだ本です。 今は、畑を耕す段階です。 会計→統計→経営 というベクトルが必要だと考えています。その真ん中を強化中です。 レバレッジメモ 仮説思考 目的→仮説→手段仮説アプローチ 網羅的ア…

若田部昌澄『解剖アベノミクス』はアベノミクスを理解するのにちょうどいい本

一気に読みました。 今の私の感触は、アベノミクスは正しいが、税収弾性値は財務省の1.1程度が正しいかもしれない。 よって、次のように考えています。消費税の増税は必要(元々日本は他の先進国に比べて税率が低い)だが、来年4月のタイミングはよろしくな…

ベン・バーナンキ『リフレが正しい。』高橋洋一[監訳・解説]を読んだよ

最近、リフレが正しいと思っています。反論も読んでいますが、リフレの方が説得力があります。 たとえば経営者としては素晴らしい稲盛和夫さんですが、戦前のインフレの記憶のせいかリフレ的な政策には懐疑的なようです。それは仕方ありません。 中国とは「…

『小飼弾のコードなエッセイ』を読んだよ

『小飼弾のコードなエッセイ』を読みました。 読みやすいのだけれど、理解がしにくい独特の文体。頭がいい人の文体かもしれません。 ジャンプする。書いている人の中ではつながっている。あるいは、読者がGoogle検索すればつながる。 この記事は、何かの主張…

マルクス・アウレリウス『自省録』を読んだよ

2013年は古典を読もうと考えている。そこでマルクス・アウレリウス『自省録』を読んだ。 Twitterを起動しようとして、いかにその気持ちを抑えて本に向かうか、が2013年のテーマです。なかなか難しいですが。 以下、レバレッジメモ。 レバレッジメモ 人は田舎…

シーナ・アイエンガー『選択の科学』を読んだよ

先日、Twitterでこういうやり取りをしました。 サラリーマンは毎朝主体的に自らの仕事を選び直す - Togetterまとめ このやり取りの中でマロ。さんに教えてもらった本を読みました。 シーナ・アイエンガー『選択の科学』という本です。そして、Twitterでのや…