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かもめのジョナサン

リチャード・バック『かもめのジョナサン』を読んだ。 初めて。 なるほど、こんな話だったのか。 想像と違った。 なんでも読んでみないとわからないな。 こういう、東洋的で、禅っぽくて、スティーブ・ジョブズが好きそうで、ジェダイのヨーダで、抽象的な物…

村上世彰+西原理恵子『世界で一番カンタンな投資とお金の話』を読んだよ

村上世彰さんは、あの村上ファンドの人である。 西原理恵子さんが、村上さんに投資について教わるという本になっている。 対談形式の本、読みやすい、途中、西原さんのマンガも挿入される。 たしかに簡単なので、投資とはどういうものか、理解する助けになり…

日々の小さなわくわくする目標の「進捗」に注目すれば生産性も高まる~『マネジャーの最も大切な仕事』

本書を読み始めて、すぐに「進捗」の意味がわかった。 日々の小さな目標とその進み具合に焦点を当てるのがポイントだということだ。 そして、それはわくわくするものがいい。 言わば、ベイビーステップだ。 テニスのアニメを思い出した。冒頭にある中竹竜二…

中村一彰『AI時代に輝く子ども』を読んだよ~無条件の信頼で見守る覚悟

中村一彰さんの『AI時代に輝く子ども』を読みました。 私の興味は、自分の長男(中学三年生)にどう接したらいいのか、わからない、そのヒントに本書がなるんじゃないか、という点でした。 結果として、参考になりました。 というか、最早、中三ともなれば、…

小田理一郎『「学習する組織」入門』を読んだよ(だいぶ前だけど)

小田理一郎『「学習する組織」入門』を読んだ*1。 そして、同じタイミングで文部科学省のタスクフォース報告書を読んだ。両書は偶然同じタイミングで読み始めたのだが、文科省に「学習する組織」理論が役立つと思った。 当然、視野に入っているかな?Twitter…

『カーサブルータス』「自然と暮らすスタイルブック」を読んだよ

『カーサブルータス』「自然と暮らすスタイルブック」を読んだ。 こういう雑誌は、あまり真面目にならずに、一日の終わりに布団の中でゆっくり気軽に眺めるといい。 それでも、ついついポメラでメモしてしまうのが性分。 それを下記に、そのまま転記してみた。…

ウイルスはおもしろい〜好奇心という人類最強の武器

山内一也さんの『ウイルスの意味論』を読んだ。 やっぱりウイルスはおもしろい。 病気の原因となり、おおくの人を殺したりもするが、おもしろいのである。 この好奇心が、ウイルスのような強敵に対抗する人類の強力な武器なのだ。 思い出すのは『進撃の巨人…

谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだよ

谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだ。 エクスクラメーションマークの位置が気持ち悪いが内容は良かった。 本のタイトルについては、出版社=編集部がつけることが基本だから、著者に責任は無いと思う。 これは自分も1冊本を書いた経験で…

老後2000万円年金問題ニュースを見るぐらいなら、田村正之さんの本を読んだ方が100倍マシ

ニュースやTwitterや政治家の言葉を読んでも、まったく役に立たない。 金融庁を震源とする今回の年金2,000万円不足問題については、田村正之さんの『人生100年時代の年金戦略』を一冊読めば、それで収まる。 もちろん制度を維持する努力は必要だ。 しかし、…

苫野一徳『はじめての哲学的思考』を読んだよ

苫野一徳さんの『初めての哲学的思考』を読んだ。 哲学とは何か。 わかりやすい言葉で書かれている。 「哲学は、僕たちの人生に、ある独特の仕方でとても役に立ってくれる」とまず書かれている。 哲学の機能は、イノベーションをもたらすことはない。 誰かの…

子育ても仕事もナッジングを意識してやる

アンドリュー・S・グローブ『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』を読んでいたら、ナッジングという概念が出てきた。 おそらく、肘で小突く、というナッジと同じ意味だ。 nudge. 「個人あるいはミーティングを軽くつついて自分の思う方向に進ませようとする」試みだ。 …

子どもに対する刺激として『中学生からの頭がよくなる勉強法』

親が子どもの勉強に対してできるのは刺激を与えることぐらいではないか。 手っ取り早いのが本を買い与えることだ。 もしかしたら読まれないかもしれない。 それでも、本はコストの安い子どもへの投資だと思う。中学生にもなると親の言うことより、他人の言う…

汎用性が高いニーチェ

ニーチェ『この人を見よ』を読了した。 何度目だろうか。 何度読んでもおもしろい。 今回は、光文社古典新訳文庫版を初めて読んだ。 訳者は丘沢静也さん。 以前『マンネリズムのすすめ』を読んで、感銘を受けた。 影響を受けた。 これも、マンネリの価値転換…

読書メモにSimplenoteを使う

読書メモは片手でどんどんSimplenoteに書いて、読了後にEvernoteへ転記してはどうか? アプリがEvernoteより圧倒的に軽い。 常々、単行本を読みながら、片手で本を開いたままメモするには、片手でメモがしやすいスマホがいいと思っていた。 最終的にはEverno…

接続〜読書とEvernote

本を読んでいて、これどこかで見たな、という言葉があると、さっとEvernoteで検索してみる。 すると以前クリップした情報が見つかったりする。 本は、その著者の流れに乗っているとサラサラ読めてしまって、引っかからずに何も残らない、ということもある。 …

瞑想として仕事の前の数式書写

永野裕之さん『中学生からの数学「超」入門』を読みながら、裏紙に数式を手書きで書いている、と先日書いた。 最近、始業時間前にそのプラクティスをやっている。 仕事の前のウォーミングアップみたいなイメージだ。 まったく仕事に関係がないのがいいね。 …

ニーチェはコカインやっていないよね?〜『この人を見よ』

ニーチェ『この人を見よ』光文社古典新訳文庫のKindle版が日替わりセールで299円だったので、ちょっと迷って買った。 迷ったのは、最近、コカインで逮捕されたピエール瀧さんの影響で、電気グルーヴのダウンロード音源が聴けなくなった、という無数のツイー…

とにかくたくさん書いてアップするのだ〜pha『持たない幸福論』

phaさんの『持たない幸福論』を読んだ。 読みやすいのだが、意外と時間をかけて読んだ。 スマホのKindleで、主に通勤時間に読んだ。 気楽になれてちょうどいい。 ハイライトした箇所からさらにいくつか絞り込んだ引用を元に、自分の思考を展開して、それをそ…

セネカを読んだよ〜精神衛生上有用な思想として

セネカ『人生の短さについて 他2篇』を読んだ。 セネカは自分に合っている。 読んですぐにわかる。 マルクス・アウレリウスもそうだが、ストア派とは相性がいい。 Kindle版なので簡単にハイライトできる。 そこからいくつかをEvernoteに抜き出している。 こ…

数式を裏紙に書き写す

永野裕之さん『中学生からの数学「超」入門』を読みながら、数式を裏紙に書いている。 問題を解こうとすると難しくて、解けなくて嫌になるから、ちょっと考えて無理って思ったら、解答を見ながら、その数式を裏紙に書き写す。 裏紙はレポートパッドの切り離…

藤田晋とphaを並行して読む

藤田晋さんの『渋谷ではたらく社長の告白』とphaさんの『持たない幸福論』を並行して読んでいる。 並行して読んでいるのは、偶然である。 それにしても対象的な生き方の二人だ。 そこがおもしろい。 重要なのは、二人とも生きている、という点だ。 だから、…

自分が読みたい、かつ、子どもに読ませたい本

永野裕之さん『中学生からの数学「超」入門』を読んだ。 Kindle版がセールになっていたが、あえて新書版にした。 中学生の長男に読ませるためだ。 すすめるけど、読むのは本人の好奇心次第だけどね。 本をどんどんすすめる刺激は与えていきたい。 でも、届い…

隠居するにはまだ早い

玉村豊男さん『隠居志願』を読んだよ 玉村さんの本を読むのは初めてだ。 タイトルに惹かれて読んだが、読了して思ったのは「まだ早い」だった。 まだ隠居できない。 見通しも立たない。 まずはとにかく子ども三人を自立させることだ。 隠居はその後の夫婦二…

堀正岳『ライフハック大全』を読んだよ〜ライフハックは武器になる

ライフハック本の決定版と言える堀正岳さんの『ライフハック大全』を読んだ。 MacBook Airを長男と次男に占領され続けているので、この文章はポメラDM200で書いている。 後からアップロードして、Evernoteで仕上げる。 それをはてなブログにコピペして、整え…

図書館で借りずに読む

図書館で本を借りずに読むことで集中できる。 借りてしまうと安心して読まないことがある。 借りずに図書館で読めば、限定された時間で集中できる気がする。 もしその本が別の誰かに借りられたら、その時点で予約をいれる。 最近、読んでいるのはミシェル・…

豊田長康『科学立国の危機-失速する日本の研究力』を読んだよ_vol.1~からのティール組織としての大学へ

豊田長康学長(鈴鹿医療科学大学)の『科学立国の危機-失速する日本の研究力』を読みました。 2,600円もする本をなかなか最近買っていないのですが、豊田先生本人からTwitterで返信がくれば買うしかありません(笑)。 豊田先生は、国立大学法人三重大学の学…

勝手にティール組織にしやがれ

今、自分が所属している組織をティール組織に作り替えることは大変だ。 そこで、組織のトップではない自分にできることは、自分勝手にティール組織的なネットワークを組織内に作ることである。 なんだか、ハキム・ベイのT.A.Z.のようにも思える。 あるいは、…

分散思考~森博嗣『集中力はいらない』

森博嗣さんの『集中力はいらない』を読んだ。 要するに、自分のスタイルは自分で作らないといけない、ということだな。読んでいて、中学生長男に読ませたいと思った。 本書は、受験勉強のやり方にも通じる。 一般に、受験勉強も集中しろ、と言われるが、それ…

ティール組織が箱根駅伝では勝つのか

箱根駅伝における青山学院大学は、まさしくティール組織のように見える。 そして、その青学の連覇をストップして初優勝した東海大学も、両角監督が変化して選手の自主性に任せるようになったと記事で読んだ。 コンディション調整は選手個人に委ねられたらし…

圧倒的な努力=見城徹

クリックモーメントをキャッチするための圧倒的な努力を見城徹さんに感じる。 本書『たった一人の熱狂』は以前、読んだ気もする。 ただタイトルがかっこいい。 何度読んでも、見城さんの言葉は気合いが入る。 ので、定期的に読み返すといい。 もう一冊、『憂…