book

幸田露伴『五重塔』を丁寧に脱線しつつ読む①

幸田露伴『五重塔』を読み始めた。 青空文庫があり、Kindle版も0円で読むことができる。 しかし!この日本語は、もはや普通には読めない。 今回は、そこを読み飛ばさずに、一語一語、おさえながら読んでみるとどうなるか、というスローリーディングの試みを…

仕事の文書を文章として書くこと〜田中泰延『読みたいように、書けばいい。』

田中泰延さんの『読みたいように、書けばいい。』のブログ記事2回目である。前回は、脱線して長くなったので、とりあえず切断して投稿した。 ざっと1,800字くらいだ。 今回は、別に前回を読んでいなくても問題ない。田中さんは、文書と文章の違いについて書…

読書と脱線〜田中泰延『読みたいことを、書けばい』

田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』を2020年になって、ようやく読み始めた。そもそも自分は本書を読みもせずに田中泰延さんのことを知って、おもしろいと思い、インタビュー記事やTwitterなどを眺めて、フォローして、山本一郎さんの酷い記事をきっか…

辻田真佐憲『文部省の研究』を読む

辻田真佐憲『文部省の研究』を読了した。 文部省の歴史がこんなにおもしろいとは。 面従腹背 前川喜平さんの面従腹背も、三流官庁である文部省の伝統的でギリギリの戦い方なのかもしれない。 面従腹背の人の本も読んでみないといけないと思った。 日教組は嫌…

マンガーは自分にとっての勝手にメンター〜『完全なる投資家の頭の中』

トレン・グリフィン『完全なる投資家の頭の中』を読了した。 マンガーはめちゃくちゃおもしろい。 だから、本書も一気に読了した。 本当に自分がおもしろい本は、一気に読むのだと思った。 一方、Kindleに入っているが、なかなか読み進めない本は、興味が薄…

ショーペンハウアー『幸福について』を読んだよ

ショーペンハウアー『幸福について』を読んだ。 椎名林檎に出会って以来、幸福論を思考の中心に設定している自分にとっては、タイトルで読むべきだと思った。Kindle版で読み、たくさんの箇所をハイライトして、読了後、再度読み返した。 読み返す時に、ハイ…

『時間術大全』を読んだよ〜時間術ライフハックの決定版

ジェイク・ナップとジョン・ゼラツキーによる『時間術大全』は、時間術に関するライフハック本の決定版という感じだ。 現実的な方法が多く紹介されている。 しかし、本書の戦術すべてを実践する必要はない。 自分なりに取捨選択してカスタマイズすればいいの…

山井太『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』を読んだよ

アウトドアのブランド「スノーピーク」のトップである山井太さんが書かれた『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』(以下「スノーピーク本」)を読んだ。 「山井太」を「やまいとおる」と読むことが、いつまで経っても覚えられない。 「太」…

どうやって組織を変えるか、それが問題だ〜沢渡あまね『仕事ごっこ』

沢渡あまねさんの『仕事ごっこ』を読了。 本書によれば、仕事ごっことは、すでに無意味となったり仕事や慣習、仕事のための仕事という定義となる。 正確な定義は本書を当たってもらえるといい。たとえば社内資料は体裁を気にすること無いと私も思うが、そこ…

【修正及び追記】ゴビノーについて~仲正昌樹『悪の全体主義』

仲正昌樹さん(以下、仲正)の『悪の全体主義』を読んで、すぐ福田和也さん(以下、福田)の『奇妙な廃墟』を読み返した。 ゴビノーについて、確認したかったからだ。 前書で仲正はゴビノーに簡単に触れている。 こうした状況に対応するかのように、フランス…

林修先生の本が自己啓発本として使えると思った~『いつやるの?今でしょ!』

林修さんの『いつやるの?今でしょ!』を読了した。 ブレイク後に書かれた本で、ちょっと時間が経過している。 しかし、読むと自己啓発本として機能的だった。 まず、挨拶は誰にでも平等にしよう、という教えがあって、そのことについて道徳的な教えではなく…

ロラン・バルトとホットドッグ

平日の休みを利用して、一人で街へ出かけた。 昭和レトロの小さな町をぶらり歩いてみた。 そして、ひさしぶりに古本屋に入った。 学生の頃は、古本屋かCDショップに毎日のように通っていた。 しかし、それも15年以上も前の話だ。 ランダムに、しかし、なんと…

ベイビーステップ~『マネジャーの最も大切な仕事』

テレサ・アマビール、スティーブン・クレイマー『マネジャーの最も大切な仕事』を読了した。 最近流行りのタイトルではない。 あまり売れていないのではないか。 でも、よい本だった。 通勤時間など、仕事のスキマ時間で少しずつ読んだ、そして、実践してい…

冨島佑允『投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門』が勉強になる本だった

いきなり本書を読んでもちんぷんかんぷんかもしれない。 本書は、元々、水瀬ケンイチさんや山崎元さんの本を読んでいて、実際につみたてNISAやiDeCoなどを実践している人が読むと、その理論的なところが深く理解できるようになっている。 自分にとっては、勉…

かもめのジョナサン

リチャード・バック『かもめのジョナサン』を読んだ。 初めて。 なるほど、こんな話だったのか。 想像と違った。 なんでも読んでみないとわからないな。 こういう、東洋的で、禅っぽくて、スティーブ・ジョブズが好きそうで、ジェダイのヨーダで、抽象的な物…

村上世彰+西原理恵子『世界で一番カンタンな投資とお金の話』を読んだよ

村上世彰さんは、あの村上ファンドの人である。 西原理恵子さんが、村上さんに投資について教わるという本になっている。 対談形式の本、読みやすい、途中、西原さんのマンガも挿入される。 たしかに簡単なので、投資とはどういうものか、理解する助けになり…

日々の小さなわくわくする目標の「進捗」に注目すれば生産性も高まる~『マネジャーの最も大切な仕事』

本書を読み始めて、すぐに「進捗」の意味がわかった。 日々の小さな目標とその進み具合に焦点を当てるのがポイントだということだ。 そして、それはわくわくするものがいい。 言わば、ベイビーステップだ。 テニスのアニメを思い出した。冒頭にある中竹竜二…

中村一彰『AI時代に輝く子ども』を読んだよ~無条件の信頼で見守る覚悟

中村一彰さんの『AI時代に輝く子ども』を読みました。 私の興味は、自分の長男(中学三年生)にどう接したらいいのか、わからない、そのヒントに本書がなるんじゃないか、という点でした。 結果として、参考になりました。 というか、最早、中三ともなれば、…

小田理一郎『「学習する組織」入門』を読んだよ(だいぶ前だけど)

小田理一郎『「学習する組織」入門』を読んだ*1。 そして、同じタイミングで文部科学省のタスクフォース報告書を読んだ。両書は偶然同じタイミングで読み始めたのだが、文科省に「学習する組織」理論が役立つと思った。 当然、視野に入っているかな?Twitter…

『カーサブルータス』「自然と暮らすスタイルブック」を読んだよ

『カーサブルータス』「自然と暮らすスタイルブック」を読んだ。 こういう雑誌は、あまり真面目にならずに、一日の終わりに布団の中でゆっくり気軽に眺めるといい。 それでも、ついついポメラでメモしてしまうのが性分。 それを下記に、そのまま転記してみた。…

ウイルスはおもしろい〜好奇心という人類最強の武器

山内一也さんの『ウイルスの意味論』を読んだ。 やっぱりウイルスはおもしろい。 病気の原因となり、おおくの人を殺したりもするが、おもしろいのである。 この好奇心が、ウイルスのような強敵に対抗する人類の強力な武器なのだ。 思い出すのは『進撃の巨人…

谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだよ

谷益美『リーダーのための!コーチングスキル』を読んだ。 エクスクラメーションマークの位置が気持ち悪いが内容は良かった。 本のタイトルについては、出版社=編集部がつけることが基本だから、著者に責任は無いと思う。 これは自分も1冊本を書いた経験で…

老後2000万円年金問題ニュースを見るぐらいなら、田村正之さんの本を読んだ方が100倍マシ

ニュースやTwitterや政治家の言葉を読んでも、まったく役に立たない。 金融庁を震源とする今回の年金2,000万円不足問題については、田村正之さんの『人生100年時代の年金戦略』を一冊読めば、それで収まる。 もちろん制度を維持する努力は必要だ。 しかし、…

苫野一徳『はじめての哲学的思考』を読んだよ

苫野一徳さんの『初めての哲学的思考』を読んだ。 哲学とは何か。 わかりやすい言葉で書かれている。 「哲学は、僕たちの人生に、ある独特の仕方でとても役に立ってくれる」とまず書かれている。 哲学の機能は、イノベーションをもたらすことはない。 誰かの…

子育ても仕事もナッジングを意識してやる

アンドリュー・S・グローブ『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』を読んでいたら、ナッジングという概念が出てきた。 おそらく、肘で小突く、というナッジと同じ意味だ。 nudge. 「個人あるいはミーティングを軽くつついて自分の思う方向に進ませようとする」試みだ。 …

子どもに対する刺激として『中学生からの頭がよくなる勉強法』

親が子どもの勉強に対してできるのは刺激を与えることぐらいではないか。 手っ取り早いのが本を買い与えることだ。 もしかしたら読まれないかもしれない。 それでも、本はコストの安い子どもへの投資だと思う。中学生にもなると親の言うことより、他人の言う…

汎用性が高いニーチェ

ニーチェ『この人を見よ』を読了した。 何度目だろうか。 何度読んでもおもしろい。 今回は、光文社古典新訳文庫版を初めて読んだ。 訳者は丘沢静也さん。 以前『マンネリズムのすすめ』を読んで、感銘を受けた。 影響を受けた。 これも、マンネリの価値転換…

読書メモにSimplenoteを使う

読書メモは片手でどんどんSimplenoteに書いて、読了後にEvernoteへ転記してはどうか? アプリがEvernoteより圧倒的に軽い。 常々、単行本を読みながら、片手で本を開いたままメモするには、片手でメモがしやすいスマホがいいと思っていた。 最終的にはEverno…

接続〜読書とEvernote

本を読んでいて、これどこかで見たな、という言葉があると、さっとEvernoteで検索してみる。 すると以前クリップした情報が見つかったりする。 本は、その著者の流れに乗っているとサラサラ読めてしまって、引っかからずに何も残らない、ということもある。 …

瞑想として仕事の前の数式書写

永野裕之さん『中学生からの数学「超」入門』を読みながら、裏紙に数式を手書きで書いている、と先日書いた。 最近、始業時間前にそのプラクティスをやっている。 仕事の前のウォーミングアップみたいなイメージだ。 まったく仕事に関係がないのがいいね。 …