book

『ブラック・スワン』を読み飛ばせ!

ナシーム・ニコラス・タレブの『ブラック・スワン』のような本は、わからないところは読み飛ばせばいい。 わかったつもりになるより、わからないまま先へ進めばいいのだ。『ブラック・スワン』を『ファスト&スロー』と接続するとおもしろい。 続けて読むと…

矢野和男『データの見えざる手』を再読したよ

矢野和男さんの『データの見えざる手』は、以前、読んだことがあった。 読み始めてすぐ気付いた。 そろそろこういう再読も出てくるなあ。 衰えた。 しかし、自分側の知識が以前と違っていて、またおもしろかった。ランダムから偏りが生まれるという話は、自…

経験する自己と記憶する自己

ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』での二つの自己という概念は使える。 経験する自己と記憶する自己が違う、という考え方だ。 たとえば思いついたのが、セックスについて。 セックスは、実際にその最中はこの上なく気持ちがいい。 それは経験する自…

ファスト&スローとランダム・ウォーカーを続けて読むと良い気がした〜接続読書

『ファスト&スロー』に『ウォール街のランダム・ウォーカー』への言及があった。 どちらにもバスケットボールにおけるホットハンドの事例が紹介されていた。 この2冊には接続がある。 両者を並行して読むか、あるいは続けて読めばより理解がしやすいと思っ…

接続読書〜大阪桐蔭の根尾くんの愛読書『論語と算盤』と接続した

接続読書といえば、ちょうど読んでいた矢野和男さんの『データの見えざる手』が、ドラフト会議で中日ドラゴンズに1位指名された大阪桐蔭の根尾くんと接続したのもおもしろい。 www.sponichi.co.jp 話題となったのは、根尾くんの愛読書で、その中に渋沢栄一…

山口裕之『「大学改革」という病』〜大学関係者の必読書

これは勉強になる本だった。 事務職員が弱そうな大学の歴史も、教員が弱そうな予算の仕組みも、両方丁寧に記述されていて、これ一冊読めば大学改革の現状が押さえられると思った。 また、大学改革にとどまらない広い視野で日本社会の問題点が指摘されている…

スマホでの読書メモ

紙の本は左手で開いたまま、右手でスマホでEvernoteにメモをしている。 最近はメモごとにノートを作っている。 Evernoteではノートの数が増えても気にしなくていいと考えたのだ。 紙のノートみたいに、ページ半分だけ書いて次のページに移るのはもったいない…

MONEYを買ったよ

お金を買ったわけではない。 仮想通貨に手を出したわけでもない。 『MONEY』というタイトルの本を買ったということだ。 翻訳だが、Kindle版が50%オフだった。 決め手は翻訳が山形浩生さんだったこと。 最近、知的好奇心が落ちて読書量が減っていたが、ここ…

子どものための本も自分が読む

子どものための本は、まず自分が読んでおもしろいかどうか。 買ってまず自分が読む。 自分がおもしろいと感じない本を子どもに勧める気にはならないよね。 そして、軽く本人に勧める。 無理強いはしない。 本棚に置いて放置する。 読むかどうかは本人次第だ…

メモしない読書

紙の本を読んでいてメモするのがめんどくさくなってきた。 メモしない読書でいいじゃん。 Kindle版であれば、簡単にハイライトできる。 紙の本が問題だ。 メモ止めよう。 読了後、頭に残るわずかな言葉。 それがあればいい。 本当に気になる、引っかかる本は…

子どもに刺激を与える本は紙で買う〜『数学ガール』

結城浩さん『数学ガール』を買った。 普段、自分はKindleで本を買う。 しかし、今回は紙の本を買った。 それは自分だけではなく、中2長男にも読ませてみようと思ったからだ。 親が子どもにできるのは、刺激を与えるぐらいだ。 具体的には、好奇心を刺激する…

Kindle PaperwhiteとAndroidスマホの同期は便利

最近、自宅など落ち着いた場所では、Kindle Paperwhiteで、通勤電車内では片手で操作できるスマホのKindleアプリで読書している。 どちらもインターネットに接続しているので、読書が進んだ箇所を同期できる。 これが便利。 最初はKindle PaperwhiteはWi-Fi…

南直哉『心がラクになる生き方』を読んだよ

南直哉さんの『心がラクになる生き方』を読んだ。本書を読んでいて接続した言葉は、ハードボイルドだ。禅僧の言葉がハードボイルドだって。基本的に、ハードボイルドは受け身だ。主人公は積極的に何かを求めているのではない。ほとんどの事件が向こうからや…

ニーチェのドイツ的なものへの悪口

ニーチェの『この人を見よ』を読む度に、ドイツ的なものへの悪口に笑ってしまう。 試しに抜き出して列挙してみたらおもしろいのではないか、というのがこの記事の趣旨である。 深い意味はない。 ちなみに引用は新潮文庫版からである。 ★〜は私のコメント 「─…

保険の勧誘で考えたお金教育の必要性

今の部署は、昼休みに時々、大手保険会社の営業さんが回ってくる。 山崎元さんの本を愛読している自分にとっては、笑える。 契約なんかするはずがない。 説明するのもめんどくさいので、気配を感じると席を外して逃げる。 終わっているビジネスモデルなんだ…

読書はコストが低くてリターンが大きい投資になる〜山崎元『お金で損しないシンプルな真実』

山崎元さんの『お金で損しないシンプルな真実』を買った。 Kindle主義の自分としては、珍しく紙の本で買った。 それには目的がある。 まずは、自分が長年慣れ親しんで、インストールされているはずの山崎節(山崎哲学)の復習をする。 そして、ダメ元で妻に…

ニーチェ『この人を見よ』は何度でも読める

ニーチェの『この人を見よ』は読む度に発見がある。 本書一冊でメシ5杯ぐらい食える。 今回、動かない仕事があったので、この文庫本を選んだ。 美術館の監視役のような仕事だ。 本を読める。 おもしろい。 ニーチェは44歳の誕生日前後に本書を書いている。 …

本の最大の欠点

本の欠点は重たいことだ。 借家住まいで引越を繰り返してきた自分にとって、本は重たい。 今は本を減らすことを日々、意識している。 買う本のほとんどはKindleになった。 あるいは図書館から借りて読むようにしている。 もし紙の本を1冊買ったら、2冊減ら…

一冊の本を読む

年度末に仕事が忙しい。 だから、読む本は一冊に絞った。 普段、自分は復数の本を並行して読んでいる。 並行読書術だ。 ところが日々が忙しくなってくると、読書が進まなくなる。 そんな時は一冊に絞ることだ。 そうしないと内容も分散してぼやけてしまう。 …

『京大式DEEP THINKING』への違和感

本書を読んでいて感じる違和感、何だろうと思ったら、気づいた。 やたらと括弧「」が多いのだった。 1ページに複数の言葉が「」に入れられている。 それぞれ、その言葉の意味に留保しているようなことだろうが、それが見た目にも、引用にもひっかかりを作る…

『サピエンス全史(下)』を読んだよ〜戦争について考える

ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(下)』を読んだ。 滅法おもしろい。 しかし、これをブログにするのは難しい。 論点が無数にあるからだ。 一部を切り取って書くのがいいのかもしれない。イギリスで初めて蒸気機関車が走ったのが1825年。 それから、…

ニーチェの読書術〜本を読んではいけない時期がある

ニーチェ『この人を見よ』はめっぽうおもしろい。 色々な論点もある。 今回は読書について。読書はニーチェにとって「休養」となる。 読書とは私を、ほかでもない、私一流の本気から休養させてくれるものなのだ。仕事に熱心に没頭している時間に、私は手許に…

ダークサイド・スキルの必要性~悪の仕事術

木村尚敬『ダークサイド・スキル』は、自分が求めている本だと直感的に感じた。 自分は長年、「悪の仕事術」について考えて、実践してきたので、それに接続すると思ったのだ。 本書を読んで、悪の仕事術に加える。内容は意外と真っ当だった。 期待していたサ…

私のオプションA はどこだ?

今の仕事は、オプションB だ。 かといって、オプションA は無かった。 それを見つけることができずに、オプションB を選択した。 今からここから離れられるとは思えない。 もしオプションA を見つけ出せば、やむにやまれぬ心で動き出すかもしれない。 ただ、…

ポジティブな面に焦点をあてる~茨木のり子「美しい言葉とは」

自分がぼんやり考えていたことを他の誰かが言葉にしてくれている、と発見するのはうれしいものだ。 ちょうど茨木のり子「美しい言葉とは」を読んでそう感じた。 このエッセイ?は、MUJI BOOKS『茨木のり子』に収録されている。 日本語について多くの人が語る…

ひたすら今・ここにとどまる姿勢〜ソレン・ゴードハマー『シンプル・ライフ』を読んだよ

ソレン・ゴードハマー『シンプル・ライフ』を読んだ。 読みやすい。 Kindle版なので、ハイライトしながらどんどん読む。 目新しいことはなかった。 すでにこの手の情報は十分かもしれない。 項目を絞って、集中してシンプルに実践するだけだ。 表紙を見ると…

非人情で介入せよ〜『最難関のリーダーシップ』をインストールする

ハイフェッツ他『最難関のリーダーシップ』を読んだよ。 自分の仕事に機能しそうだ。 Kindle版で読んだ。 ハイライトを多数付けたので、読み返す。 読み返すことで、自分にインストールして、使える知識にする。 ビジネス書はそのパターンでやっている。 適…

MUJI BOOKS で茨木のり子さんを見つけた~自分の感受性くらい

#無印良品 で見つけた #mujibooks #茨木のり子 さんは、例の「自分の感受性くらい」が載っていたので、即買い。#米原万里 さんは妻へのプレゼント久しぶりのオフィス@スタバのついでに、無印良品へ。 そして、MUJI BOOKS なる本を見つけた。 無印の本? そ…

人生100年時代に『マンガーの投資術』から学ぶ

デビッド・クラーク『マンガーの投資術』を読み始めた。途中で気付いたのは、先に、山崎元さんの解説を読めばいいんじゃないかということだ。 解説を読んでみると、自分の疑問点が鋭く指摘されている。 偉大な企業とは 問題は、〝偉大な企業〟をどうやって見…

ニーチェは僕のスーパースターだ〜『道徳の系譜学』

ニーチェ『道徳の系譜学』を読んだ。 ニーチェは僕のスーパースターだ。本書は、ニーチェによる Twitter の分析のようだ。Twitter にはニーチェが描くルサンチマンに充ち満ちている。そこがおもしろい。禁欲主義は退廃だ。怒りや嫉みといったネガティブな感…