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観察力を磨くためにアートを見よう〜『観察力を磨く名画読解』

エイミー・E・ハーマン『観察力を磨く名画読解』を読んだ。 知覚の技法を学ぶことで、世界が変わる。アート作品を観ることは、その練習・訓練にぴったり。そういった内容だった。 常々、自分が上の空で生きていて、人や物事を観察できていない、という課題を…

糸井重里さんの凄さと40歳からの危機

浅田彰さんの『逃走論』の中に「本当にすぐれたプロというのはアマチュアであることをやめないひと」という言葉があって、すぐに思い付くのは株式会社ほぼ日の糸井重里さんだ。実際、浅田さんの文章(『広告批評』1983年3月号)でも別の箇所で糸井重里さんの…

主観のズレが人や組織を動かす

野中郁次郎さんの言葉 「人々を説得することで主観を客観にしてく」 「主観を客観化していく過程こそがイノベーション」 それらにインスピレーションを受けて、思いついたのが、主観のズレというコンセプト。 主観のズレがあると、伝言ゲームが発生する。人…

忖度について

森友学園の問題については、どうなっても関心が無い。ずっと考えているのは、「忖度」について。 官僚や政治家の世界に限らず、どの組織でも忖度はある。 勝手に偉い人の気持ちを忖度して、仕事を増やして、それを部下に丸投げする人はどの組織にでもいるだ…

切断する美学〜小学校の卒業式にて

飲み会の一次会の後、お店の外で二次会にも行かず、誰も言い出しっぺがいなくて、ダラダラしている時間が嫌いだから、さっさと帰ってしまう。一次会主義をとっている。先日、長男の小学校卒業式があった。感動以上に苦行だと感じた。元々のタイムスケジュー…

読みながらたくさん書いて考えた本〜楠木建『好きなようにしてください』

素晴らしいタイトル。勇気が出るタイトル。書名でやられた。 前回一度ブログに書いた↓ akizukid.hatenablog.com今回は、読了して書いている。読み終わるまで、1週間ほどかかった。時間がかかったのは、いちいちノートに言葉を書きながら読んだから。 ノート…

楠木建『好きなようにしてください』を読みながら考えている

自分の仕事の質は、他人が評価してくれるので自分でやる必要はない。思い悩む必要もない。とにかくガンガン書けばいい。 というのが『好きなようにしてください』の楠木建さんから学んだこと。 で、単行本なので、片手で開いて、両手でタッチタイピングはで…

澤野雅樹『起死回生の読書!』を読んだよ

挑発的な本でした。読者を挑発している。読了後にさらに進む意欲が湧いてくる。 毎年、一度読むのと良い。Evernoteにメモをとりながら読んだ。メモしたい箇所が多いので、途中から付箋を付けながら読んだ。そして、後でまとめてEvernoteに入力。その際もパソ…

「ニッポンのジレンマ」のメモから考えたことのメモ

正月にあった「ニッポンのジレンマ」という番組を録画して見た。確か去年の正月も見た。 メモをとりながら見たので、そのメモを元に考えて、考えたことをさらにメモ的に書いてみる。よって、事実 fact として間違っているところがあるかもしれない。見るだけ…

【メモ】アダム・スミスと承認欲求

アダム・スミスは『道徳感情論』で「承認欲求」について書いている。 以下の引用はすべてKindle版より。 観察されること、注目されること、共感、同情および是認をもって特別に留意されること、これが、我々がそこから引き出すといわれる利益のすべてである…

2016年紅白歌合戦のイエモンに感じたモヤモヤポイント

伊右衛門?お茶?じゃんくて、ザ・イエローモンキー THE YELLOW MONKEY、日本のロックバンドのイエモン。2016年の大晦日、紅白歌合戦に初出場して、代表曲の『JAM』を歌った。 その前には、朝日新聞に一面広告をうってJAMの歌詞を載せたらしい。直接は見てい…

ブコウスキーをポケットに入れて

ブコウスキーでは『死をポケットに入れて』ばかり読んでいる。文庫本じゃないと駄目だ。あとストーリーも要らない。「日記」として断片的に読めるのがいい。糸井重里さんが40歳の頃に釣りを始めたという話。ブコウスキーの場合は競馬なのか?しかし、いつも…

心が休まるのは死ぬ時だけだ、たぶん

100均のプラスチック製バイクが少し壊れて泣く四歳児に切れるおやじ。醜い土曜日の午後。 1時間も耐えきれず。 おやじは一人、二階に逃げる。逃げるは恥だが殴らずに済む。小さなCDラジオでアラブ・ストラップを流す。 冬の土曜日、子どもは放置しても勝手…

不眠の猿〜書くのは地味だが役に立つ

困ったな、不眠と性欲。猿だ猿。猿の性欲を知らないが、気分としては猿だ。 冷蔵庫に残していたコーヒーに牛乳を足してレンジでチンする。不眠にコーヒーをあてるのだから、やけっぱちだ。 何だろうね、この性欲。 先日の「ダーウィンが来た」だったか、猫の…

心の揺れを静めるためにこの文章を書くんだ

先日は朝から切れた。平日の朝の料理は無理だった。今思えば、何であそこまでおかしくなったのか。たぶん不眠も大きい。そこに料理のプレッシャーがかかって限界を超えた。泣いた。わめいた。人を殴ったりはしない。長女の言葉が、稼ぎが少ない自分へのあて…

金曜日の夜に色々放り出して逃げたくなる

金曜日の夜に、プティモンテリアスパークリングというお酒を飲んでいる。セブンイレブンで買えるスパークリングワイン。安い。307円。290mlでアルコール12%、軽く酔っぱらえる。たまに飲む。いたたまれなくなったからだ。 長男と真面目な話をした。受験につ…

月曜日の夜の苛立ち

月曜日の夜、激しい苛立ちに困っている。子どもに当たったりする。夏目金之助に近いが、殴りはしない。 週の初めだからだろうか。仕事に慣れずに苛々がたまったのかもしれない。 あるいは、セックスできないからだろうか。40歳過ぎても落ち着かない自分の性…

日曜日の午後の過ごし方

#熊本 に寄付されるということで #一番搾り 久しぶりのビールが美味。熊本にいる爺ちゃんが大腿骨骨折したんですが、さっき無事に手術終わったと。合併症なども無く。良かった。#熊本づくりブルーになってきたら、早めにアルコールを飲み始める。飲みながら…

見えないところで色んな人が働いている想像力"ヤシオリ作戦"〜BGM宇宙大戦争マーチ

死人とか出なくて良かった。事故前の対応がすべて成功した事例。 博多駅前の道路陥没のライブ映像がある↓ www3.nhk.or.jpこれに伊福部昭の宇宙大戦争マーチをBGMとして被せる↓Battle In Outer Space伊福部昭サウンドトラック¥150provided courtesy of iTunes…

他人に期待してはいけない

運動会他人に期待しない、では甘い。 他人に期待してはいけないのである。 これは掟だと思う。この掟があれば、仕事で問題が起きても落ち着いていられる。他人が自分の思い通りに動いてくれなくても当たり前の事だし、淡々と対処すればいい。私はジャブを放…

小池龍之介の「こだわらない」思想を実践している堀江貴文

小池龍之介さんと堀江貴文さんが対談しているのをテレビで見て、引っかかるものがあり、割と長く考えていた。 それは、二人の生き方がまったく違うように見えるのに、妙に話がかみあっていたからだ。 最近、小池さんの『こだわらない練習「それ、どうでもい…

ピケティを読みきった自慢

たぶんほとんどの人がピケティ『21世紀の資本』をまともに読んでいない。だから、読了するだけで価値があると思う。今回は、ノートを取りながら読んだ。手書きで書くことで、その思想を理解できると考えた。 600ページもノートを取りながら読むと、その思想…

投資と消費を分けるのはアウトプットするかどうか?

投資と消費を分けるのは、アウトプットへの意志がポイントではないか。アウトプットはすなわち生産ということ。 たとえば、映画を見るだけでは消費だが、それをブログに書いて、結果、認められて映画評論の本になって印税を稼げばそれは投資になる。誰だった…

実家に帰省して考えたこと〜方向性としてはエッセンシャル思考のミニマリスト

骨好きにはたまらない光景 #dinosaur実家二カ所に帰省してきた。 色々と考えたことをブログにしてみる。実家では本を読んだりすることが意外とできないので、考えることが多い。 考えることは時間の流れに沿っているが、下記の記述は時系列ではない。 帰省の…

アクティブ・ラーニングを批判しているわけではないけれど〜ソロー『森の生活』

アクティブ・ラーニングを批判しているわけではないけれど、自分は2016年の今、大学生じゃなくて良かったと心から思う。 下記のようなツイートをした。最近の大学はアクティブラーニングとか、講義がいちいちめんどくさくなっているので、今の大学生じゃなく…

仕事にすりおろされて

photo by brizzle born and bred毎日すりおろされる大根気分でガリガリ仕事してるんだけどね。安い仕事です。 仕事はそういうもんです。睡眠不足でも仕事ができる仕組みがほぼ完成しています。だから普段はぼんやりしていても仕事はできる。判断の時だけ集中…

無駄な投資がその人の魅力となる、かな?

フィルター1977を使ってみた。このぬいぐるみは実際、1977年辺りの熊。ボロボロで中身が出てくるので養生テープで応急処置している。#stuffedbearCDや本に「無駄に」金を注いでいた学生時代の自分の方が魅力的だったのではないか?それは無駄では無かった。 …

椅子に座って考えるのも飽きる

photo by Beryl_snw2日目の待機業務。いざという時にはダッシュする心構えは必要だ。 しかし、ダッシュするような事態は発生しなかった。感謝。大竹伸朗さんの文庫本は自宅待機にした。今日はKindleとNexus7で回す。 回った。月曜日からの仕事のことは深く考…

椅子に座って考える時間はたっぷりある

photo by enigmaticyelling美術館で椅子に座って監視する仕事は楽ではない。退屈と眠気と長大な時間との戦いになる。本を読んだりすることが許されていればいいのだけれど。 私の今日の業務もそれに近い。約10時間同じ場所にいる仕事で、やることは少ない。 …

保坂和志『遠い触覚』は「自由」について書かれていると読んだ私

保坂和志さんの『遠い触覚』を読み始めた。 保坂さんはそんなことを書いていないが、私は読みながら「自由」について考えている。その自由は、何かをする自由ではなく、何かをしないでもいい自由という感じ。 Twitterしなくていい。 ブログも書かなくていい…

偶然によって生きてきた

photo by Wendy Longo photography自分の40年の人生を振り返ると偶然に頼って生きてきた。 計画的偶発性理論というのがある。まさしくそんな感じ。 進学も恋愛も就職も結婚も、いずれも自分がそれらを目標として設定して達成してきたものではない。ポイント…

どこへ行っても日本は日本、私は私

絶句風景と大竹伸朗が『既にそこにあるもの』で書いているのは、「どこへ行っても東京式の街並みに右へならえの強引な力」によって作られた金太郎飴のような日本の風景だろう。 僕はそのような一見美的ではないが、内側で奇妙に絡み合った絶句風景を前に感動…

四十歳の自分にある種のアート成分をインストールするための大竹伸朗『既にそこにあるもの』

photo by sota-kドゥルーズ『スピノザ』はトイレで読んだ。読了後、次にスピノザ『エチカ』を読み始めたが、これはKindle版なのでトイレに置くことはできない。トイレに置くのは文庫本がいい。手にとったのは大竹伸朗さんの『既にそこにあるもの』。 複数の…

スピノザに基いて働く幸福

[http://www.flickr.com/photos/28376403@N00/57174719:title=photo by stilleben ['stelle:bƏn]]ドゥルーズ『スピノザ』を読了した。何度目だろう。そして、すぐにスピノザ『エティカ』を買った。Kindle版。岩波文庫版ではなく、中公文庫クラシック版。上下…

僕は色んなことを忘れている

#travelersnote #トラベラーズノート 祖母がいけばな教室で生徒用に使っていた木の小さな机。もらってきた。夏休みにこの机で宿題をしたり、遊んだりしていた。これがあればどこでもスモール書斎になる。トラベラーズノートをあわせて。祖父の初盆で阿蘇に行…

ブラタモリに「今」に生きることを学ぶ

線路の下から見上げるブラタモリが今一番おもしろい。 好奇心の正しい使い方をタモリさんから学ぶことができる。わくわくするタモリさんを見ていてこちらもわくわく感を刺激される。 何かのためではなく、そのモノ自体への好奇心。別のところでタモリさんが…

不眠は友

不眠は友である。 深夜の深い孤独の中で仕事のことを、目の前の書類やメール、電話を離れて本質的に考えることができる貴重な時間になる。そのことが日中の仕事の底を支えてくれる。自分にとって不眠は克服する病ではない。 不眠を病とするか、価値とするか…

私を無くす試み

「私」という確固とした存在は無い。 私は関係性のハブ。 私は、諸力の束。 だから、悩む必要は無い。私が存在しないのだから。 問題が起こったら、次の一手を考えて実行するだけである。結果など誰にもわからない。 どんな結果になっても、次の一手へフィー…