ジブン手帳を買ったら佐久間英彰さんの手帳本を読むとわかりやすい

ジブン手帳miniを買ったタイミングで佐久間英彰さんの『速攻で仕事をする人の手帳のワザ』を見つけて読んだ。
手帳術の本はたくさん読んでいるので、速攻で読了した。
ジブン手帳前提の手帳術ではないが、ジブン手帳miniを買った今読むと、色々と腑に落ちた。
本のエッセンスを実際にジブン手帳miniの当該ページに書き込んだ。
たとえば「他人の予定は右寄せで書く」というコツについて、なぜかジブン手帳miniの使用例に載っていなかったので自分で書き込んだ↓
https://www.instagram.com/p/BKKITiDBx8u/
#佐久間英彰 さんの手帳本で他人の予定は右寄せはいいと思ったが #ジブン手帳 の使用例になぜか書いてないので自分で書き込んだ。

佐久間さんも、ジブン手帳に書き込むのはフリクションボール3、0.38mmを推していて納得した。自分ももう1本買っていいかなと。今使っているフリクションボール3はクラフトデザインテクノロジーのやつで軸が重たい。手が疲れると軽いやつを使いたい。あるいはジブン手帳miniだと、たとえばシグノやスタイルフィットの0.28mmがいいかも。ジブン手帳miniの3mm方眼に文字をおさめようとするとフリクションボール0.38mmではちょっとつらい。スタイルフィット0.28mmの方が書きやすい。しかし、消すことができないのでDIARYには向かない。悩ましいところ。

速攻で仕事をする人の手帳のワザ (アスカビジネス)

速攻で仕事をする人の手帳のワザ (アスカビジネス)

第六回手帳選定委員会2017〜ジブン手帳miniを買った結果、職場デスク用手帳は不要の方向へ

waiting. (two year flickr anniversary)

第六回の手帳選定委員会2017です。もう一冊、検討が必要な手帳がありまして、、、

今年2016年は、職場のデスク置きとして、DISCOVER DAY TO DAY DIARY 2016という手帳を使っている。
akizukid.hatenablog.com

一方、通常の持ち歩く手帳として、2017年はジブン手帳miniに決めた。そして、慣らし運転としてminiを持ち歩いている。職場の机上にもminiを置いてみる。結果、DISCOVER DAY TO DAY DIARY は2017年は不要じゃないか?という方向へ傾いてきた。

1日1ページの大きめ手帳は便利で、打合せも含めて、仕事はこれ1冊あればいい、というスタイルはできている。しかし、手帳が複数になり予定も複数箇所に漏れ無く書き込む必要がある。また、メモも検索性は低いので、いつ頃書いたかを思い出しながらパラパラめくっていく必要がある。検索性から言えば、やはりテキストメモの方が翌年以降も便利。試しに机上手帳を無くしてみる。そうすると、スケジュール管理はジブン手帳miniでいい。一元化できる。打合せには、職場にある普通のキャンパスノートでいいじゃないか。今まで打合せにはDISCOVER DAY TO DAY DIARY 2016を1冊だけ持って行ったのが、ジブン手帳miniとノートの2冊になる。しかし、大したことではない。打合せのメモにジブン手帳miniのIDEAを使えば1冊にまとめられるが、プライベートのメモと入り混じってしまうのは避けたいので、仕事の打合せでは別ノートがいい。そのノートは職場に置いておく。情報の管理の面からも、職場の外へ持ち歩かない方がいい。

去年、DISCOVER DAY TO DAY DIARY 2016を買ったのは、店頭で触ってほとんど衝動買いだった覚えがある。今後は手帳売り場に近づかないことだ。

akizukid.hatenablog.com


来年2017年の手帳はジブン手帳miniになったよ

前回、第五回手帳選定委員会2017の議事を確認する↓
akizukid.hatenablog.com
この委員会で議論となった土日の時間軸について、トラベラーズノートの週間バーチカルが2017年版はリニューアルしてきた。土日も平日と同じサイズで時間軸がついたのだ。
www.travelers-company.com
これは素晴らしい改善であり、この情報を入手した時点では2017年もトラベラーズノートになるかと思われた。
委員会の方向性としては、2017年から新しく発売されるジブン手帳Biz(以下「Biz」)がいいのではないか、ということだった。そのBizの実物を確認するため、先日9月8日に「文具のしんぷく」へ行ってきた。1年間、毎日手にする手帳は手触りtextureが圧倒的に重要である。私の妻となる女性も肌が圧倒的に重要である。

しんぷくにジブン手帳は並んでいた。残念ながらサンプルとして開封してある物は無く、中身を実際に見ることはできない。手触りもわからない。しかし、それより何より実際に手にしたBizはでかい!大きすぎる、というのが第一印象だった。また、大きいと重たい。うーん、これは悩む。
ちなみに対抗馬であるトラベラーズノートの2017年版はまだ店頭に並んでいなかった。
ふと、Bizと一緒に並んでいたジブン手帳mini(以下「mini」)のファーストキットを手にしてみた。DIARY、LIFE、IDEAの三冊セット。大きさは幅がトラベラーズノートと同じくらいで縦が短い。これなら大きすぎない。普段使っているユニクロショルバーバッグにも楽に入る。重さはそれなり。
迷った。店内を30分ほどうろうろしながら、頭はminiのことを考えていた。妻と大学で出会った頃のことを思い出した。というのは嘘だが、1995年当時キャンパス内をよく歩き回っていて常に彼女のことを考えていた。要するに、miniに一目惚れしたと言っていい。
ある眠れぬ夜を過ごした翌日に意を決して彼女に告白した。同じように気が付くとminiをレジに持って行って購入していた。しんぷくでは、税抜き価格から1割引で買うことができる。

家に帰って早速開封した。
カバーは透明なので中に自分の好きな紙やポストカードなどを入れると良さそう。早速、手持ちのポストカードを入れてみた↓
https://www.instagram.com/p/BKFff6wBhus/
#ジブン手帳mini を買った。カバーに塚本晋也バレット・バレエのポストカード入れてみた。ブラックで渋い。#ジブン手帳
塚本晋也監督『バレット・バレエ』、、、かっこいいね。飽きたら変える。2017年はminiを使って、それが定着するとは限らない。だから、高級な革カバーなどには手を出しにくい。この透明カバーをしばらくは使い倒そう。

当初、委員会などでは想定していなかったLIFE、これが便利そう。フォーマットがあるってことはこんなにも書き込みやすいのかと。家系図とか地味に便利。miniのDIARYは11月から使うことができるので、我慢するのはわずか2ヶ月弱。その間にLIFEを少しずつ書き込んでいけばいい。また、DIARYに載っている使用例を参考に2016年今のトラベラーズノート、バーチカルで実践してみよう。

まだまだジブン手帳miniに関して書きたいことは山程あるが、この辺で投稿しよう。
今後、他の手帳を目に、手にしないように気をつけよう。浮気は危険。不倫は絶対ダメ。

頼む、子どもは元気で学校に行ってくれ、俺を一人にしてくれ

https://www.instagram.com/p/BH_Ibz6BWHK/
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長男に対する苛立ちが止まらないのでブログにしてみる。これはおそらく長男自身の問題ではなく、私固有の問題だろう。

今朝、いつもの時間に長男を起こした。昨日、学校を休んでいた。その前夜に嘔吐したから。朝起きて、まず吐き気がすると訴えてきた。要するに学校を休みたいらしい。それで、私の中の我慢が切れた。苛立ちの表明を止められない。実は数日前、長男を無理に学校へ行かせた。結果、また嘔吐させてしまって休みを長引かせてしまった苦い経験がある。判断をミスした。その自分に対する苛立ちがある。
それに塾、すでに一日休んでいる。今日も休めば連続2回分。月謝に5万円ほど支払っているから、休むとどうしてももったいないという思いを止められない。せこいのだ。せこい。これも自分の問題。
長男の姿にもしかしたら昔の自分を見て苛立っているのかもしれない。こうなるとフロイトの領域だ。めんどくさい。
今日は自分の夏休み3日間の最終日、初日は次男、2日目は長男と次男、最終3日目は長男、とせっかくの平日の休みなのに、一日も一人になれない。それが激しい怒りになっている。長男の問題ではない。それはわかる。わかるが当たってしまう。
長男は起きてくると、新聞紙をセットした洗面器を抱えて、わざとらしく吐き気アピールをしている。咳き込んでみせたりもする。それを見るともう怒りとムカつきが止まらない。爆発しそうだったので、長男の顔を見なくていいように2階に逃げた。そして、これを書いている。iTunesで音楽を聞いている。

子どもは元気で学校に行って欲しい。
私には、優秀な父親としての度量が欠けているようだ。仕事でもそうだ。部下の仕事を我慢して見守るのが苦手で、すぐに口出ししてしまう。懐が浅いのだよ。「そういう物言いだから、器量が小さいのだよ」とリボンズ・アルマークに言われそう。
まあ、しかし、そんなことはどうでもいい。理想の父親イメージ、イクメンとか、犬にでも喰われろ。自分は自分として長男に一人の不完全な人として当たるだけだ。そんなことはつい先日もブログにした↓
akizukid.hatenablog.com

これは完全に長男との関係をこじらせているな。
一度、完全に放置した方がいいのかもしれない。距離をとること。しかし、距離をとることは、妻に丸投げすることになるんじゃないか?
とりあえず明日の金曜日は、吐き気がするかどうか?学校に行くかどうか?をこっちから聞くのは止めよう。朝から放っておこう。それで長男がどう自分で考えるかだ。

昨日、本気で中学受験する気なのか聞いたら、受験すると。しかし、本気度が見えない。それもむかつきの原因。塾に投資する100万円が本当にもったいない。子どもへの教育費も一種の投資だと考えている。いくらでも費やせばいいものでもない。

こうやって書き出すと長男に対する怒り、苛立ち、むかつきはすべて自分のメンタリティの問題だとわかる。親子関係の問題ではなく、私の問題なのだろう。であれば、私が自分で解決するしかない。

kurashinista.jp
↑検索したら、こんなページがあった。四訓は聞いたことがある。長男は「少年は手を離せ目を離すな」という時期だろうが、「青年は目を離せ心を離すな」へ移行した方がいいのかもしれない。こういうアドバイスって頭ではわかるんだけどね。いかんせん、自分が未熟だ。

ええい、もう勝手にせい。

幸い今日は妻の仕事も休みなので、午前中、文房具屋に一人で行かせてもらう。来年の手帳を見て心を落ち着かせよう。しかし、ここでは妻に押し付けたという罪悪感とも戦わないといけないのだ。もう、禅寺で修行でもした方がいいかもしれない。頭が狂った方がどんなに楽か。そうやってエキセントリックな言動をとっている俳優もたくさんいるだろう。それは正気をたもつため。正気をたもつために、コントロールできる狂気を身につける必要があるのだ。

子育てサラリーマンには休みが無い

Bikini Beach

私の三日間の夏休みの初日、朝から子どもたちを学校へ送り出し、一通りの家事も済ませて妻とのんびりしていたところに電話があった。次男が幼稚園バスの中で嘔吐したらしい。すぐに次男を迎えに行く妻。私の夏休みは二時間で終わった。
はっきりとわかった。子育てサラリーマンの私には本当の休日が無いのだ。本当の休日とは平日の休みで子どもたちが学校から帰ってくる時間のみ。年休をとらないとそんな休みは無い。土日祝日はサラリーマンの私が休みであると同時に子どもたちも休みなのだ。そうなれば四六時中子どもたちからありとあらゆる要求を受けて決して休まらない。それはニセモノの休日なのだ。
たとえ子どもたちを妻に任せて一人で出かけたとしても、妻に子どもたちを押しつけている負い目のために心からは楽しめない。罪悪感からは逃れられない。
だから本当の休日は平日の午前中のみなのだ。

夏休み2日目も、嘔吐した次男と前日に学校から帰宅して夜に嘔吐した長男が休んで家にいる。妻は仕事で不在。素敵な夏休みになった。

小池龍之介の「こだわらない」思想を実践している堀江貴文

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小池龍之介さんと堀江貴文さんが対談しているのをテレビで見て、引っかかるものがあり、割と長く考えていた。
それは、二人の生き方がまったく違うように見えるのに、妙に話がかみあっていたからだ。
最近、小池さんの『こだわらない練習「それ、どうでもいい」という過ごしかた』*1という本を読み始めてすぐにわかった気がした。
「こだわらない」生き方をすすめる小池さんの思想を、食欲・性欲・睡眠欲は毎日リセットされるから幸せという堀江さんが実践しているからではないかと思った。執着しない生き方と言ってもいい。
堀江さんが仏教的な思想の影響でそうなったとは思わないが、ともあれこだわらない生き方を実践しているように見える。

一方、こだわる生き方で最近気になったのが、将棋ソフトの開発者の伊藤英紀さんだ。


史上最年少で四段昇段を決めた藤井聡太さんに対するツイートを見て、色々な経緯があったにせよ、やっぱり今でもこだわって離れられないんだろうという業の深さを感じた。気になる人は詳細を調べてね。

どちらも「世間」から袋叩きに合う経験をしている。伊藤英紀さん以上に堀江貴文さんの方が客観的にはより酷い目にあっているのだが、どうやらそれらの経験から離れることができているのは堀江貴文さんの方のように見える。
何だか「見える」を乱発しているが、しょうがない。堀江貴文さんの本当の心の中はわからないからだ。というか、ウォーホルに従えば、私たちが堀江さんの内面など憶測する必要は無い、すべては表面にあるのだから。

もしアンディー・ウォーホルのすべてを知りたいのならば、私の絵と映画と私の表面だけを見てくれれば、そこに私はいる。裏側には何もない。

*1:こういう長いタイトルの本は好きじゃない、やたらとカッコを使う傾向も、著者じゃなくて出版社側でつけたのだろうが

ピケティを読みきった自慢

Capital in the 21st Century by Thomas Piketty

たぶんほとんどの人がピケティ『21世紀の資本』をまともに読んでいない。だから、読了するだけで価値があると思う。今回は、ノートを取りながら読んだ。手書きで書くことで、その思想を理解できると考えた。
600ページもノートを取りながら読むと、その思想に影響される。累進課税バンザイ。エイベックスの松浦勝人さんが何と言おうが、最高税率は高くすればいい。それが自由と平等のためになる。
ノートも24ページになった。引用や自分が考えたことが入り混じっている。時々、ノートを読み返すといい。そうすることで知識が自分にインストールされて、真に使えるツールとなる。

ピケティさんは、累進課税が大好きみたい。それに対して、翻訳した山形浩生さんなどは、インフレもいいんじゃないかと言っていたりする。
synodos.jp

ピケティの議論は、誰も手をつけなかった膨大な資料、数字に基づくもので、それゆえに強力なのだが、それでも偏向はある。どの程度の格差を公正と見るか、という点に関して、ピケティは現在は容認できない格差が拡大しつつある、という認識のようだ。それに対する累進課税。もっと具体的にはグローバルな累進資本課税。所得ではなく、資本に対する課税を強化すること。
そして、これから日本の累進課税に頭にきた松浦勝人さんが税金逃れのために、ベネッセの福武總一郎(福武総一郎)さんにならって海外移住するかどうかわからないが、そういう富裕層をキャッチするための国を越えた仕組みが必要だと主張。

下記の共産党の仕事などは、本当に素晴らしい。
富裕層の税金は高いか/エイベックス・松浦社長の主張 検証すると…

補足すると、松浦勝人さんに恨みは無い。わかりやすい対象として言及しているだけ。ある意味、評価している。なぜなら松浦さんは堂々とFacebookで主張されているし、福武さんと違い今でも日本に留まられているからだ。真に質が悪い富裕層は決して表に出ずに、裏で資金を活かして政治に働きかけているだろう。
松浦勝人 - タイムライン | Facebook

ピケティも、世界中で誰がどんな資産を持っているか明らかにする必要があると主張している。富裕層はその保有する資産に基づく政治力を発揮しながら不透明なのだ。それは民主的ではない。権力は透明化する必要がある。

ピケティは累進資本税では競争とインセンティブは保持される、と書いているが、松浦さんはモチベーションを失うかもしれない。富裕層にピケティのような見識を期待することはできない。そうなれば、ある種の政治闘争で制度を導入するしかなさそうだ。民主的に実行されるか、暴力革命になってしまうのか。

一冊読み切ったことで、色々と考えるツールをインストールできた気がする。それを洗練させていくこと。

akizukid.hatenablog.com


21世紀の資本

21世紀の資本